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やり直しの菜園・・・土づくり完了、良い土にな~れ!!〔野菜の土と肥料の豆知識②〕

Hara-Blog!です。

先週のふり返りです。

先週はやり直しの菜園の第1歩として、基本の土づくりをはじめました。・・・土の天地返しをくり返し、土に日光と酸素をたっぷり含ませます。最後に苦土石灰を混ぜ込むことにより土の酸度を調整し、区画①②③ともに作業を完了しました。

暑かった~!笑(詳しくはコチラ↓)

 

nanndemotanoshimo.info

 

さて今日は、苦土石灰以外の肥料を混ぜ込みます(土づくりの最終です)。

先週つくった土をみてみました。

 

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菜園の土質をみる

天地返しを繰りかえし日光と空気を含ませた分、固まってしまったゴワゴワした土からサラサラ感がでてきました。

さあこれから良い土にするぞ!笑

私がこれから作りたい野菜作りに適した「良い土」とはどういう土なのでしょうか。

ポイントを書きます。

良い土とは、まず保水性、排水性(水はけ)、通気性が良いことです。加えて、野菜に適した栄養が適切に含まれており(またそれが維持されており=保肥性)、かつ有効な微生物がたくさんそこに活きていることです。

整理すると、以下のとおりになります。

私が作りたい良い土とは、

  1. 保水性にすぐれている
  2. 排水性にすぐれている(水はけがよい)
  3. 通気性にすぐれている
  4. 適切な栄養を含んでいる・保肥性がある
  5. 多種多様な微生物が適切に活きている

上の5項目で、いま私の手のひらにとった土(上掲写真右)を評価すると、

  1. 保水性       ✕(パサパサです。)
  2. 排水性(水はけ)  〇(水をまいてもスーッと通り過ぎていきそうです。)
  3. 通気性       〇(先週の天地返し効果もありバッチリです。)
  4. 栄養・保肥性    △(栄養はわかりません。笑 保肥性は✕でしょう。)
  5. 微生物       ✕(いるでしょうけど長い日照りで少ないと思います。)

です。・・・これからとくに保水性と保肥性、微生物の点に意識した土づくりをします。そもそも上記5項目をバランスよく備えた土は、触った感触や目で見てふかふか感※があります。ふかふかした土は団粒構造※になっています。

  • 団粒構造とは、小さな団粒(団子状の土)の集まりの構造をいいます
  • 土中に微生物がたくさん活きていると、彼らの排泄物や粘液によって細かな土の粒子がくっついて団粒になります
  • そしてこの団粒の中では水分が保たれます(保水性)
  • 一方、団粒と団粒の間には隙間があり、この隙間が排水性(水はけ)と通気性を良くします

よって野菜の成長に十分に水分はあるけれどべたつかない土を、総称するとふかふかした土と表現します。

 

では土づくりを開始します。・・・目指すは団粒構造になっているふかふかした土です。

今回は、以下の肥料を混ぜ込むことにしました。

 

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たい肥 油かす 有機石灰

たい肥・・・肥料の名称「バークたい肥 すくすく」(写真左)

   ・・・肥料の名称「発酵鶏糞(けいふん)」(写真左から2番目)

      ※上記はホームセンタで購入

油かす・・・有機肥料(写真右から2番目)

有機石灰・・有機肥料(写真右)

      ※上記はDAISOで購入

ふかふかした良い土を作るうえで重要な役割を果たすのがたい肥の混ぜ込みです。

たい肥は家畜の排せつ物や麦わら・落ち葉・生ごみなどの有機物を堆積し、微生物を増殖させ、有機物を分解し・発酵させたものです。

たい肥を土に混ぜ込むことで、①既に土中にいる微生物にエサを補給し、②さらにたい肥から多様な微生物を補強することによって、土中の微生物のバランスを良くし、土の団粒構造づくりを強化・持続します。

(袋に「土壌改良材」「生き生きした土・・」などと書いてあるのはこのためです。たい肥は土壌改良材の一種です。)

一方で、たい肥には肥料成分を補給する機能もあります。

「バークたい肥 すくすく」(写真左)・・・バークたい肥とは、バーク(bark、樹木の皮)を原料としたたい肥ですが、「すくすく」の原料をみると「針葉樹・広葉樹の樹皮60%を主原料に牛糞(ぎゅうふん)40%を加えて堆積腐熟させたもの」と書かれています。ですから樹皮が腐熟した肥料効果と牛糞(ぎゅうふん)がもつ肥料効果もあります。

「発酵鶏糞(けいふん)」(写真左から2番目)・・・「採卵鶏の鶏糞だけを高温で発酵し充分熟成させてあります」と書かれていますので、鶏糞がもつ肥料効果100%だということです。有機肥料そのものです。

よって同じたい肥の仲間ですが、私は今回わが菜園に、植物系たい肥(バーグ)+動物系たい肥(牛糞・鶏糞)を土に混ぜ込むことになります。・・・バランス良い肥料効果を得るためです。

 

さあ、作業をはじめます。・・・作業はいたって簡単です。

 

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1回目はショベルで混ぜ込み 2回目は手で 残骸

まず植物系のたい肥+動物系たい肥(牛糞)の「バークたい肥 すくすく」を2回に分けて混ぜ込みます。

1回目は土の上に半量をまんべんなくまき、ショベルで少し深めに混ぜ込みます(写真左)。

2回目は残りの半量を同じようにまき、私は手で比較的浅めに混ぜ込みます(写真中央)。

手で混ぜ込むメリットは、①土の感触を手で楽しめる、②収穫し残した野菜や根や石ころ(すなわち残骸、写真右)を少しでも多く取り除けるからです。

次に動物系たい肥(鶏糞)の「発酵鶏糞」を混ぜ込みます。

これは1回で全体にまんべんなくまき、ショベルで均等に混ぜ込みます。

これでたい肥の混ぜ込みは終了です。

なお混ぜ込む量は、今回のわが菜園の場合は、約1.5m×約3.5mの1区画当たり、「バークたい肥 すくすく」を約30ℓ(約13~14㎏)、「発酵鶏糞」を約2~3㎏入れました。

※土の状況や過去の肥料の投入量によって異なりますので、初めての人は袋に記載してある標準量か少し少なめを入れるくらいでいいと思います。(肥料はあとから必要に応じて追肥することができます。)

 

次に油かすを入れます。

油かすは、菜種油など油をつくる際にできる搾りかすでできている有機肥料です。微生物の有効なエサになります。・・・たい肥で補給した微生物に有効なエサをあげて、もっと活性化してもらおうという狙いで施します。

今回のわが菜園の場合は、1区画当たり約200gを入れました。

 

次に念のため有機石灰を少量混ぜ込みます。

前回苦土石灰を入れていますが、油かすを入れるとさらに酸度が上がると聞いたことがあるので、少しそれを調整するためにも1区画当たり約150~200gを入れました。

 

さあ基本の土づくりが完了しました。・・・あとは来週に土の様子をみながら、今後の進め方を考えたいと思います。

ちなみにわが菜園では、植え付け開始を9月初旬~上旬をターゲットに土づくりをしています。

 

最後にたっぷりの水やりをしました。

 

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今日できた土 空 そして恒例のアイスコーヒー(再掲)

あ~ぁ、気持ちいいなあ! 

要した時間は、事前準備が30分、あと1区画の混ぜ込み作業が30分×3区画ですから総計約2時間。・・・菜園活動は緑に触れるし、空気も美味い! 土いじりは最高のストレス解消法でもあります。そして真面目にやれば結構いい運動にもなります。笑

 

最後は恒例の〆のアイスコーヒーです。(私にも水やりです。笑)

イイ土にな~れ!!・・・と祈りながら。

 

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なお、私のように菜園を借りて自分で研究しながら楽しんでもいいですし、最近はシェア畑も盛んのようです。(たくさんあります。皆さんの自宅近くにあるかもしれません。)

シェア畑では、年齢層も30代~70代を中心に、男女問わず、家族で、夫婦の新しい趣味として、子供の食育のために、定年後の楽しみに、友人とのレクリエーションの場として楽しまれているようです。

興味ある人は、説明会に参加する・見学してみるなどされてみてはいかがでしょうか。

・手ぶらで通える

・できた野菜が安心で美味しい

・アドバイザーのサポートがあるから初心者でも安心

などメリットが多いと思います。

 

(参考までに添付しておきます。ぜひ「体験談」をのぞいてみてください。↓)

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

(菜園に関してこんな記事も書いています。読んでいただけたらうれしいです。↓)

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