わが家で今年初めての月下美人が開花しました。
今日は7つ花を咲かせています。
暗闇のなかでも、真っ白な、凛とした佇(たたず)まい。。
実に美しい、実に艶(あで)やか。。
今日は風が強いですが、その風に負けず、妖艶な香りを漂わせています。
わが家の月下美人は6年前に義父からいただいたものです。
初年で枯れそうになり、ダメもとで植え替え、枯れた箇所を思いっきり切除したら、運よく復活しました。
以降6年間、毎年わが家を楽しませてくれています。
2年目は20以上、3年目は30以上、一昨年・昨年は40以上もの花が咲きました。
たった一晩しか咲かない花。しかも深夜に人知れず開花します。・・・しかしその存在感は見事なもので、また強い香りが開花を教えてくれます。
なぜ月下美人の花は白いのか、夜咲くのか、強い香りを放つのかについて、以前調べたことがありますのでここに貼りつけておきます。
ちなみに月下美人は「Queen of the Night(夜の女王)」と呼ばれる南米の植物です。
さて、月下美人はなぜ夜に咲くのでしょうか?・・・ちょっと調べてみました。
植物が花をつけるのはその花粉を動物によって運んでもらうためですよね。日本では主に昆虫がその役目を担っていますが、南米では小型の果実コウモリなどもその役目を果たすそうです。昼の熱帯雨林はライバルになる植物が多い。それを避けて、月下美人は夜に咲き、月明かりの中でも最高に目立つ白色、さらに強力な香りを放ってコウモリを誘うのだそうです。
更に、月下美人がなぜ2回/年咲くのか? 夜に咲き、月明かりの中でも最高に目立つ白色、さらに強力な香りを放ってコウモリを誘うエネルギーは他の花よりも大きいものがあります。ですから、この花は一夜に数時間ほど咲いて落としてしまうと言われています。・・・その瞬間をがんばって2回/年ほどつくるということです。
なるほど。・・・そんなことを考えながらしばらくこれらの花を眺めると、現実的な反面、ますます神秘的な花に見えてきますね。
(私のブログより引用)
私はこの月下美人の花が咲いた日は、白ワインで乾杯をすることにしています。
なぜか彼女には白ワインがあうのではないか、と思うからです。
今日もこれから「Queen of the Night(夜の女王)」に乾杯!します。