Hara-Blog!

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私、息子、そして孫へとつながるいのち。孫、息子、そして私によみがえる生きがい〔私に吹いたひとときの思い出の風!〕

今回のお題は「仕事と子育て」とのこと。

私にこのお題でブログが書けるのだろうか、いやいや書けるか・書けないかではなく、私に書く資格があるのだろうか?・・・と思いながらキーボードをたたいています。笑

 

私は昨年9月に会社を退社し、12月までひと休み。そして今年から心機一転!、コンサルタント業を開業しています。まずは100社にお役立ちをしたいとの思いから屋号を「100社委員会」とし、2月中旬までに8社を見込むなど当初の予想をはるかに上回る順調さで事は進んでいました。

そこにこのコロナ禍です!・・・私の落胆は半端ではありませんでした。

パタリと仕事がなくなってしまった私を気遣ってか、息子とその妻が孫を連れて毎週のように遊びに来てくれます。(ちなみに息子もその妻もテレワークで三密とは無縁、私も妻も無縁、車移動ですから、三密に無縁同士の家族合流です。)

 

しかし何が嬉しいかって?・・・それはやはり孫の存在です。笑(孫は3歳です。)

孫の顔を見ていると、コロナ禍など一瞬吹き飛んでしまいます。笑

孫が私にこういうのです。「ねえ、じーじ。おそといこ。」「ねえ、じーじ。きょうはじーじといっしょにねる。」・・・可愛くないはずがありません。笑

私は彼が生まれたときにこんなブログを書いています。

私にとって、わがジュニア(息子)が生まれたときは、自分の跡継ぎができた!という喜びでした。・・・う~ん、表現が難しいのですが、何だか自分のコピーができたような感覚を当時の私は持ったように思います。

ところが、今回の孫ができたときは、そのときとは全く違う感覚を持ちましたね。・・・一言で言うならば、自分の命がつながった!という感覚です。

(当時の私のブログより)

極端な表現ですが、私が死んでも、息子が死んでも、この子に私の命がつながっているんだと思うと、「可愛い」というよりも「愛おしい」とか「尊い」とかいう言葉の方が相応しい気がします。

そんな孫が「ねえ、じーじ。おふろはいろうよ。」・・・私に断る理由はありません。笑 一緒に風呂に入り、身体を洗ってやって、湯船につかりながらおもちゃで遊びます。キャッキャ笑いながら遊んでいたのですが、突然彼の表情が一瞬曇ったような気がしました。あれ? このシーンとこの表情、どこかで見たような気がするなあ。デジャヴかな?

 

するとそのまますーっと20数年前に時は戻り、当時住んでいた賃貸マンションのわが家の風呂に場所は移ります。私の目の前の孫の顔はいつのまにか当時6歳だったわが息子の顔にかわっていました。孫と息子の顔はそっくりです。表情は同じくこわばっていました。

当時の私は仕事が忙しくて朝早くから深夜まで、土日も体力の続く限り会社で仕事をしていました。今日のような働き方変革もなく、ITツールも揃っていません。仕事は会社でやるもの、やればやるほど時間がかかるのは当然のことで、それがカッコイイ!と思える時代でもありました。・・・よって家庭はほったらかし。子供は妻がみるものと勝手に決めていました。

そんな私でしたから息子と正面から向き合うことはほとんどありませんでした。この関係を少しでも改善しようと、妻はある日私が自宅にいるときに息子と2人で風呂に入ることを提案したのです。その結果が、孫に置き換わった当時の息子のこわばった顔でした。私もいい機会だと思い息子に話しかけるのですが話ははずみません。困ったなあと思っていると、息子はおもむろに私に質問しました。「パパあ、ぼくの名前はなぜ"ゆうたろう"なの」と。私は一瞬とまどいましたがこう答えました。「パパはねえ、とっても好きな俳優さんが2人いるんだ。一人は加山雄三さん。もう一人は石原裕次郎さん。でもねえ、パパは2人よりも君のことがもっと好きだから”ゆうたろう”って名前にしたんだよ。」(われながらとてもナイスな答えでした!笑) そのときの息子の嬉しそうな顔は今でもはっきりと覚えています。・・・わが息子はこんな可愛い笑顔をしていたんだ。恥ずかしながら、そのときはじめて認識したような気がしました。

私は遅ればせながらこれまでの自分を反省し、もっと息子と向き合う時間をつくるために、数か月後息子がサッカーをやりたいといえば私もお父さんコーチになって一緒にサッカーをはじめました。・・・ここから私と息子との本当の親子が始まったのです。

 

シーンは再び孫との入浴シーンに戻ります。目の前の顔は3歳若いが当時の息子の顔にそっくりです。笑 先ほど一瞬曇った表情は元の笑顔に戻っていました。「ねえ、じーじ。おみずかけしようよ。」・・・。

いま私の目の前にいる孫は、当たり前ですが当時6歳だった私の息子の息子です。あの6歳だった私の息子が今は父親になり、当時の私以上に仕事をしているのではないかと思います。血は争えないな・・・と思う一方で、その息子が忙しいなか落胆している私を気遣って妻と息子を連れて遊びに来てくれているのです。

そして、当時仕事が生きがいだった私にもう一つの生きがいを教えてくれたのが、当時6歳だったわが息子の笑顔でした。

そして、そのことを私に思い出させてくれたのがいま私に水かけをしている孫です。

う~ん、コロナには困ったものだが、このひとときの思い出の風を吹かせてくれたことは悪くないなあ。・・・私は孫から何度も顔に浴びせられた水をぬぐいながらそう思いました。笑

さあ明日から来週の仕事の準備を始めるか!!

働くパパママ川柳×はてなブログ 特別お題キャンペーン #仕事と子育て

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by オリックスグループ